VtuberやVライバーの活動を探求している際、「魂募集」という言葉に出会うことがあるでしょう。そこで本記事では、「魂募集」がどのようなものなのかまとめました。
IRIAMにおいても、魂募集をしているライバー事務所や個人ユーザーは多く、うまくいけば無償でVtuber/Vライバーになれる場合もあります。VtuberやVライバーにとっては知っていて損はないため、是非最後まで記事をご覧ください。
IRIAM(イリアム)の魂募集とは
「魂募集」という用語は、VtuberやVライバーの世界で広まっている文化の一部で、これは企業やグループがVtuberのキャラクターデザインを公開し、その背後の声や人格を持つ「魂」を探すプロジェクトを指します。このトレンドはIRIAMだけでなく、Vtuberのコミュニティ全体で見られます。
Twitterを使用して、「#IRIAM魂募集」というハッシュタグを検索すれば、多くのイラストレーターやクリエイターが「魂」の募集を行っているのを確認できます。
これらの募集は無償で行われることもありますが、基本的には有償(キャラクターのイラストの販売など)で行われていることが多いです。また、IRIAM関連の事務所もこの「魂募集」に参加していることが多く、新しいVtuberのキャラクターと「魂」のマッチングが期待されています。
無償提供はあるか
Twitterや企業のキャンペーン、あるいは大手プロダクションの高額倍率の選考に合格した場合にイラストが無償提供されます。しかし、著作権も保有したイラストを保有する場合はほとんど有償でしょう。
IRIAM(イリアム)の魂募集のメリット
魂募集に参加することで得られる特典・メリットを紹介します。
イラスト準備の工数削減
IRIAMの個人配信を始めるにあたって、まず必要となるのがキャラクターの立ち絵の用意です。しかし、オリジナルのイラストを依頼するのはコストがかかりますし、初めての方にとってはどのように依頼すべきかが分からないという問題もあります。
そこで、魂募集が注目される理由の一つとして、既に完成されたキャラクターの立ち絵を利用して配信を始められる点が挙げられます。もし魂募集で採用されることができれば、迅速にIRIAMでの活動をスタートさせることが可能です。さらに、配信開始前の宣伝活動にも、すでに用意された立ち絵を活用することで、視聴者の注目を集める手助けとなるでしょう。
注目度が高い
大手事務所が主催する魂募集オーディションは、その名前やブランド力を背景に多くのファンや関心を引き寄せる能力があります。このため、こういったオーディションで選ばれると、ライバーとしてのデビュー前から既に高い注目度を持っている可能性が高まります。
特に、特定の事務所のファンやリスナー、俗に言う「箱推し」の層からは、新たなVライバーのデビューを待ち望む声が多く、魂が決定された時点でその事務所のフォロワーからのサポートや関心が期待できます。
さらに、大手事務所のサポートのもとでの活動は、SNSでの拡散や宣伝活動がスムーズに行われる傾向にあります。これは、初めての配信や新規ファン獲得の際に非常に大きな強みとなるでしょう。
安価でイラストを入手可能
個人的に魂募集を行っているイラストレーターは、従来のイラスト依頼と比べて、かなり手頃な価格でキャラクターイラストを提供しているケースが多いのが特徴です。そのため、気に入ったキャラクターデザインを見つけた際は、Twitterやココナラでそのイラストレーターに有償の魂募集の申し出をするのも一つの方法です。
更に魅力的なのは、いくつかの魂募集がLive2Dモデルとして提供されている点。Live2Dの制作は通常10〜15万円程度の費用がかかりますが、魂募集を通じてなら、それよりもずっとリーズナブルな価格でモデルを手に入れることができます。
また、IRIAMでLive2Dを利用できるのは事務所所属ライバーのみですが、さらに下記条件が加わりました
IRIAM(イリアム)の魂募集の注意点
おおくのメリットがある魂募集ですが、一方で注意点もいくつかあります。本項では、魂募集に参加するまえに認識しておきたい注意点をまとめました。
キャラの制約
魂募集の際、ビジュアルだけでなく、事務所主催のものに関してはキャラクターのプロフィールや背景、性格までが既に設定されていることがしばしばあります。このような設定済みのキャラクターは、自らのキャラクターやストーリーを細部まで自分で作りたいという方にとっては制約と感じられるかもしれません。
しかし、その一方で、「このキャラクターはまさに自分のイメージ通りだ!」と感じることができれば、そのキャラクターを演じることによって、素直にその役柄に没頭できるでしょう。また、事務所が提供する既存のキャラクター設定やバックグラウンドは、一貫性があり、ファンにとっても受け入れやすい要素となる可能性が高いです。
著作権
魂募集に応募したうえで活動し、もし売れっ子Vtuber/Vライバーになれた場合、多くの報酬が入ってきます。そのとき、そのアバターの著作権をだれが保有しているかで報酬割合も変わるでしょう。
- 著作権保有の有無
- 報酬割合の明確化
上記2点に関しては魂募集として契約して実際に活動を始める前に書面で定義しておくと、後々のトラブルに巻き込まれにくいです。
活動条件
事務所主催の魂募集には、確かに厳格な条件や期待が設定されていることが一般的です。これは、事務所が投資やサポートを提供する見返りとして、一定の活動期間や配信頻度などを求めているからです。
例えば「1年以上の活動」といった期間や「週に5回以上の配信」といった配信頻度などは、事務所がファンやスポンサーへ一定のパフォーマンスを約束するためのものと言えるでしょう。こういった厳格な条件は、自分のライフスタイルや計画と合致しない場合、負担やプレッシャーと感じる可能性があります。そのため、魂募集への参加を考える際は、事前に明確に提供されている条件をよく理解し、自身の状況と照らし合わせることが重要です。
一方、イラストレーターが個人的に行う魂募集では、そのような厳格な条件は少ない場合が多いですが、それでもイラストレーターが心を込めて描いたキャラクターを活動で使用することになるため、一定の期待や希望が設定されることは自然です。これは、キャラクターに対する愛情や尊重の表れとも言えます。
最終的に、魂募集を検討する際は、提供される条件や期待をしっかりと把握し、それが自身の状況や希望に適合するかを検討することが必要です。
IRIAM(イリアム)魂募集まとめ
- 魂募集はVtuber・Vライバー文化の中で重要な位置を占め、キャラクターの”魂”を募集する活動です。
- 事務所主催の魂募集は厳しい条件や期待があるが、デビュー時の注目度が高いメリットがあります。
- 一方で、個人イラストレーターの魂募集は条件が柔軟であることが多い
VtuberやVライバーの世界において、魂募集は独自の位置を持つ活動として存在しています。特に大手事務所の主催する魂募集は、厳しい条件が伴いますが、それに見合ったメリットがあり、デビュー時に高い注目を浴びることが期待できます。
一方、個人のイラストレーターが行う魂募集では、より柔軟な条件で参加できる反面、キャラクターに対する深い尊重や理解が求められる場面もあるでしょう。興味を持った方は、自身の状況や希望をよく照らし合わせて、魂募集への参加を検討すると良いでしょう。